50代、意志力に頼るのをやめた|完璧より「続けること」を選ぶ

夕暮れのキャンプ場に置かれたマグカップとノート。「50代、意志力に頼るのをやめた|完璧より『続けること』を選ぶ」という文字を重ねたアイキャッチ画像。

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私は、意志の強い人間ではない

私は自分のことを、意志の強い人間だとは思っていません。

受験勉強もそうでした。

運動もそうです。

気が乗らないとすぐ怠けたくなるし、やりたくなくなる。

以前、そんな自分のことをChatGPTに相談したことがあります。

すると、少し意外な答えが返ってきました。

「それは、完璧主義なのかもしれません」

最初は、

「いやいや、こんなに怠ける人間が完璧主義なのか?」

と思いました(笑)。

でも、よく考えてみると、少し腑に落ちる部分もありました。

私は何かを始めても、

一度できなかった。

予定どおりに進まなかった。

思ったような結果が出なかった。

そんなことがあると、途端に続けるのが嫌になることがあります。

手帳なんかもそうです。

最初はきれいに書いているのに、3か月、4か月すると予定表が止まっている。

一度崩れると、

「もういいか」

となってしまう。

昔は、人に対しても似たところがありました。

ちゃんとやらない人を見ると、

「なんでやらないんだろう」

とイライラする。

自分自身にも、人にも、少し厳しかったのだと思います。

50代になって、全部を完璧にやる必要はないと思うようになった

でも50代になって、考え方が少し変わりました。

何も、すべてを完璧にこなす必要はない。

疲れたら休めばいい。

毎回100点じゃなくてもいい。

少しくらいいい加減でも、続いているならそれでいい。

もちろん、仕事によってはミスが許されないものもあります。

金融や医療など、正確性が絶対に必要な世界もあるでしょう。

でも自分の人生においては、

完璧であることより、少しでも前に進み、それを続けることの方が価値になる

と感じるようになりました。

仕事も、最初からできたわけではない

仕事だってそうです。

最初から何でもできたわけではありません。

分からないこともあったし、失敗もしました。

でも会社員として25年以上働いていると、少しずつ経験が積み上がっていきます。

今では多少のトラブルが起きても、

「たぶんこうすれば何とかなる」

と考えられることが増えました。

別に、急に能力が上がったわけではありません。

今まで経験したことが、少しずつ自分の中に残っている。

その積み重ねがあるから、昔より動じなくなったのだと思います。

役職がついてからは、さらにそう感じるようになりました。

全部を自分でやることはできません。

人に任せれば、当然、自分が思ったようには進まない。

「自分でやった方が早い」

と思うこともあります。

それでも、自分一人ですべてを抱えるわけにはいきません。

そこで必要になるのは、

完璧に進めることより、まず前に進ませること。

最近は、そう考えるようになりました。

「継続は力」は、本当にその通りだった

若い頃から、

「継続は力なり」

という言葉は何度も聞いてきました。

正直、若い頃はそこまで深く考えていませんでした。

でも50代になった今は、この言葉の意味が少し分かる気がします。

続けることで、少しずつ経験が増える。

経験が増えると、次にできることが増える。

それがさらに別の経験につながる。

私は最近、

これは「複利」に近いのではないか

と思うようになりました。

複利というと、お金の話を思い浮かべます。

元本に利益が乗り、その利益にもまた利益が乗る。

時間が経つほど、その差は大きくなる。

でも、複利はお金だけの話ではないと思います。

仕事の経験。

読書で得た知識。

人との付き合い方。

旅行で見た景色。

趣味で覚えたこと。

失敗から学んだこと。

こういうものも、長い時間をかけて少しずつ積み重なっていく。

自分が生きてきた50年そのものが、ある意味では複利の結果なのかもしれません。

昔は無駄だと思っていたことが、後からつながる

50年生きていると、

「あの経験、ここで使うのか」

と思うことがあります。

若い頃、

「これ何の役に立つんだろう」

と思いながらやっていた仕事。

人から言われたから仕方なくやったこと。

お金をもらっているから、とりあえずこなしたこと。

その時は意味が分からなかった。

でも何年も経ってから、

「あの時やったことが、今ここにつながっている」

と感じることがあります。

よく、

「点と点がつながる」

と言います。

私にも、それを実感した経験があります。

その瞬間は無駄に見えたことでも、後になって別の経験とつながる。

だから今は、

その時点で意味が分からなくても、やった経験そのものは残る

と思えるようになりました。

今やっていることも、きっと何かにつながる

今、私はブログを書いています。

SNSも続けています。

旅行にも行きます。

趣味も増えました。

正直、

「これが将来、何の役に立つんだろう」

と思うこともあります(笑)。

でも、それでいいのだと思います。

全部が直接お金になる必要もない。

全部が成果につながる必要もない。

続けたこと。

感じたこと。

失敗したこと。

楽しかったこと。

そういうものが、自分の人生の中に少しずつ残っていく。

それがいつか、

別の何かに役立つかもしれない。

誰かとの会話につながるかもしれない。

自分自身を助けるかもしれない。

今は、それで十分だと思っています。

小さく始めて、不格好でも続ける

50代になって、私は以前より

「最初からうまくやろう」

と思わなくなりました。

小さく始める。

うまくいかなければ直す。

疲れたら休む。

それでもまた戻る。

毎日完璧にやらなくてもいい。

不格好でも、続けていく。

そうやって何年も続けたものは、きっと自分の中に残ります。

だから最近は、

意志力に頼らない方がいい

と思っています。

「絶対やるぞ」と気合いを入れるより、

続けやすい形にする。

休んでも戻れるようにする。

完璧じゃなくても、自分を責めすぎない。

続けるための仕組みを作る。

その方が、長い目で見れば強いのではないでしょうか。

50代になってようやく、

完璧より継続。

そんな当たり前のことを、少し実感できるようになりました。

これから始めることも、

小さく始めて、

失敗して、

修正して、

また続ける。

それでいい。

人生は、そんな積み重ねなのだと思います。

人生は終わらない。

50代、まだ終わらない。

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