カテゴリー: 家族

  • 50代で母と福岡・別府へ家族旅行|父を見送って変わった人生観

    50代で母と福岡・別府へ家族旅行|父を見送って変わった人生観

    この旅を書こうと思った理由

    このブログのタイトルにもなっている「再設計」。

    私にとって人生を見直すきっかけは、2021年にコロナで生死の境をさまよったことでした。

    「あのまま人生が終わっていたかもしれない。」

    そう思ったことで、生き方や働き方、お金の使い方を少しずつ見直すようになりました。

    そして、その思いをさらに強くした出来事があります。

    2024年、父が亡くなったことです。

    父を見送って気づいたこと

    実は父とは、長い間疎遠でした。

    理由については家族のことなので詳しくは書きません。

    自由に生きた父でしたし、いろいろな思いもありました。

    それでも、亡くなったあとに思ったのは、

    「もう少し一緒に過ごせば良かった。」

    ということでした。

    人はいつまでもそこにいるわけではない。

    頭では分かっていたつもりでした。

    でも、本当に理解したのは父を見送ってからでした。

    母との時間を意識するようになった

    それから私は少し変わりました。

    実家へ顔を出す回数が増えました。

    今では月に一度くらいは帰り、

    年に一度は母と旅行へ出かけています。

    母も70代を超え、

    体の不調も少しずつ増えてきました。

    「動けるうちに、いろいろ行きたい。」

    その言葉を聞くたびに、

    できるだけ叶えてあげたいと思うようになりました。

    父の姉に会いに福岡へ

    そんな中、

    母から

    「お父さんのお姉さんに会いに行きたい。」

    という話がありました。

    父の葬儀にも参列できなかったこともあり、

    母と妹と私の3人で福岡へ向かうことにしました。

    私は父の姉に会うのは、

    結婚式以来。

    約25年ぶりでした。

    父の姉も高齢になり、

    身体も以前のようには動かなくなっていました。

    それでも、

    私たちが訪ねたことを本当に喜んでくれました。

    そして父のことを一緒に悲しんでくれました。

    福岡で過ごした時間は、私にもう一つ気づかせてくれました。

    ポイントは、こういう時のためにある

    前回の記事では、

    「ポイントは人生を少し豊かにする。」

    という話を書きました。

    実は今回も、

    その考え方が役に立ちました。

    航空券はANAマイル。

    ホテルはじゃらんポイント。

    ポイントを利用したことで、

    母に少し良いホテルをプレゼントすることができました。

    私は旅行用のポイントは、

    全部使い切ることはあまりありません。

    「いつか大切な時に使えるように。」

    そんな気持ちで少し残しています。

    今回ほど、

    残していて良かったと思ったことはありませんでした。

    母に見せたかった景色

    別府・杉乃井ホテル宙館の客室。窓から別府湾を望む景色を母と楽しんだ家族旅行。

    宿泊したのは、

    別府の杉乃井ホテル 宙館。

    仕事では何度も別府へ来ていますが、

    家族旅行となると話は別です。

    部屋から見える別府湾の眺望。

    お風呂から見える景色。

    豪華なビュッフェ。

    獺祭やクラフトビールまで楽しめる飲み放題。

    母もとても喜んでくれました。

    杉乃井ホテル宙館の豪華な夕食ビュッフェ。母との家族旅行で楽しんだ思い出の食事。

    「連れてきて良かった。」 その一言で十分でした。

    最後は家族四人で

    帰りは、

    福岡に住んでいる娘とも合流し、

    4人で太宰府天満宮へ行きました。

    福岡・太宰府天満宮で撮影した母、妹、娘との家族写真。50代で大切な時間を過ごした思い出。

    そこで娘に教えてもらったのが、

    「えとや」の梅の実ひじき。

    今では母も私も何度も買うお気に入りです。

    福岡へ行く機会があればぜひ一度食べてみてください。

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    ※アフェリエイトを含みます。

    旅には、

    その土地の思い出だけではなく、

    人との思い出も残ります。

    会えるうちに、会いに行く

    父を亡くしてから、

    私は一つだけ決めたことがあります。

    会いたい人には、会えるうちに会いに行く。

    いつか時間ができたら。

    落ち着いたら。

    そう思っているうちに、

    会えなくなることもあります。

    だから今は、

    母との旅行も、

    子どもたちとの時間も、

    以前よりずっと大切にしています。

    旅は景色を見るためだけではありません。

    人に会い、

    その土地を感じ、

    新しい思い出を作る。

    それが、

    明日からまた頑張ろうと思える力になります。

    人生は終わらない。

    50代。

    まだ終わらない。

  • 20歳の息子へタグホイヤーを渡した日|50代からの再出発の記録

    20歳の息子へタグホイヤーを渡した日|50代からの再出発の記録

    離婚。

    そして再出発。

    ある意味、私の決意の象徴でもある時計がある。

    「タグホイヤー カレラ クロノグラフ キャリバー1887」

    自動巻きの時計だ。

    2010年、タグホイヤー創業150周年を記念し、
    初めて自社開発ムーブメント「キャリバー1887」を搭載したモデル。

    私がこの時計を買ったのは、離婚後だった。

    タグホイヤー カレラ クロノグラフ キャリバー1887 着用写真 自宅

    子供たちは福岡へ。

    私は、ローンの残る分譲マンションに一人残ることを選んだ。

    そこに、子供たちの“帰る場所”を残したかった。

    離婚してもローンを払い続ける。

    養育費も払う。

    それでも前を向く。 そのとき私は、自分なりの再出発を祝いたかった。

    なぜ自動巻きだったのか

    タグホイヤー カレラ クロノグラフ キャリバー1887 着用写真 ホテル

    当時の私は、正直、機械式時計の価値をよく分かっていなかった。

    なぜあんなに高いのか。
    なぜそんなに人を惹きつけるのか。

    でも調べるうちに、分かってきた。

    裏面のスケルトンから見える機械の鼓動。

    ゼンマイがほどけ、歯車が噛み合い、時間を刻む。

    しかもこのキャリバー1887は、
    日本のセイコー技術をルーツに持つ。

    スイスと日本の融合。

    その物語に、私は心を動かされた。

    40万円。

    当時の私には、勇気のいる金額だった。

    でも、時計を受け取ったあの日、

    私は確かに「一歩進んだ」と感じた。

    10年以上の時間

    あれから10年以上が経った。

    小学校入学のときに別れた息子が、
    今年、20歳になる。

    最近はアップルウォッチを使うことが多く、
    この時計を着けるのは冠婚葬祭や大切な場面だけだ。

    でも、私にとっては特別な一本だ。

    私は、だいぶ前から決めていた。 20歳になったら、この時計を渡そうと。

    タグホイヤー カレラ クロノグラフ 箱

    売ってもいい

    娘には言われた。

    「弟、時計とか興味ないよ。」

    正直、迷った。

    でも私は思う。

    良い時計は、時代を超えて受け継がれる。

    それは単なる装飾品ではない。

    そこに刻まれた“時間”ごと、渡すものだ。

    お金に困ったら売ってもいい。

    今は分からなくてもいい。

    でも、いつか。

    息子が私と同じ年齢になったとき、

    「ああ、そういうことだったのか」 と少しでも思ってくれたら、それでいい。

    福岡へ、時間を渡しに行く

    今、私は福岡にいる。

    3月で20歳になる息子に、
    この時計を渡すためだ。

    事前に調べて、
    天神にあるタグホイヤーの店舗へ向かった。

    壊れているわけではない。

    それでも、
    一度しっかり整えた状態で渡したかった。

    オーバーホールと、軽い研磨。

    新品に戻すためではない。

    この時計が刻んできた時間を、
    そのまま次へ渡すための準備だ。

    店に時計を預けたとき、

    少しだけ、不思議な感覚があった。

    自分の中の「一区切り」を、
    形にしているような感覚だった。

    この時計は、
    ただのモノではない。

    私の時間そのものだ。

    そしてそれを、
    今、手放そうとしている。

    私は、手放してきた。

    家も。
    車も。

    そして今。

    時間を、渡す。

    時間を整えるということ

    店舗で説明を受けたとき、

    オーバーホールと軽い研磨で、

    費用は10万円を超えると言われた。
    自社製クロノグラフの整備は、やはりそれなりの金額になるらしい。革ベルトに替えた際に付いた傷の部分が、

    少し錆びているかもしれないとも言われた。 

    これの見出し文字はなんて入れればよいですかね?

    状態によっては、もう少し費用がかかるかもしれない。

    その話をしたとき、息子は驚いていた。

    「修理代、10万円もするの?」無理もないと思う。

    まだ20歳だ。

    でも私は思う。

    これは“修理代”ではない。

    ここまで刻んできた時間を、もう一度動かすための代償だ。

    これからの時間

    家族3人での初めての乾杯 焼肉店 ビール

    このあと、娘と息子と3人で
    初めて一緒に酒を飲む。

    近くの焼肉屋を予約した。

    どんな時間になるかは分からない。

    でもきっと、
    これもまた、忘れない時間になる。

    人生はまだ終わっていない。

    50代。

    まだ終わらない。

    だから私は、渡す。

    ▼人生再設計シリーズ

    コロナで人生が止まった日
    マンション売却の決断
    みなとみらいに住むという選択
    外車に乗る夢と手放す勇気
    タグホイヤーを子供に渡す、その理由←今ここ