50代で横浜ベイスターズを応援するという選択|横浜に住んで見つけた新しい楽しみ方

夕暮れの横浜スタジアムでビールを片手に横浜ベイスターズを観戦する様子

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横浜へ引っ越してから、一つ変わったことがあります。

それは、横浜ベイスターズが少しずつ気になる存在になったことです。

正直に言えば、私は昔からベイスターズファンだったわけではありません。

むしろ前身の太洋ホエールズは川崎を本拠地としていたこともあり、地元では複雑な思いを持つ人も少なくありませんでした。

私自身もそんな話を耳にする機会があり、「わざわざ応援しなくてもいいかな。」その程度の印象でした。

子どもの頃は父の影響で西武ライオンズを応援していました。

当時は川崎市内でロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)の子ども向けチケットが配られていて、ロッテ側の応援席から西武を応援していたこともあります。

高校生になる頃にはヤクルトスワローズが好きになりました。

広沢克己選手。

池山隆寛選手。

古田敦也選手。

高津臣吾選手。

そして野村克也監督。

西武との日本シリーズは、今でも強く印象に残っています。

その後は特定の球団を応援することもなく、地方へ出張した際に球場へ立ち寄り、ビールを飲みながら試合を楽しむ程度でした。

横浜に住んだから見えてきたもの

ベイスターズカラーに彩られた関内駅と試合前に集まるファン

横浜へ引っ越してから驚いたことがあります。

どこの駅へ行っても、ベイスターズのポスターやタペストリーを見かけることです。

仕事柄、

「どうやって人を集めているのか。」

「どうやってファンを作っているのか。」

そんな視点で街を見る癖があります。

昔のベイスターズには、正直あまり良い印象がありませんでした。

以前、ポンパレで安く購入したチケットで観戦した際には、土砂降りの雨の中でも5回成立を優先して試合が続行され、びしょ濡れになって帰った記憶があります。

それが今では、

「チケットが全然取れない。」

そんな話を聞くようになりました。

川崎のBARでもベイスターズファンが本当に増えました。

そして先日関内へ行くと、街中がユニフォーム姿の人であふれていました。

まるでサッカーの試合の日のような熱気です。

「最近のプロ野球って、こんなに盛り上がっているんだ。」

そんな驚きがありました。

球団ではなく、街全体が応援している

最近はテレビ中継を見る機会も減り、知っている選手も牧秀悟選手や筒香嘉智選手くらいです。

それでも興味を持った理由があります。

子どもたちがグッズを身につけ、

家族連れがユニフォームを着て、

街全体が同じチームを応援している。

それは単なる野球人気ではなく、

横浜という街の文化

になっているように感じました。

好きだからこそ、人は人を動かせる

株式会社DeNAの南場智子社長が、大のベイスターズファンであることを知りました。

好きだからこそ、

ファンが何を求めているのか分かる。

好きだからこそ、

もっと良くしたいと思える。

これは仕事でも同じだと思います。

私は営業の仕事をしていますが、本当に相手のことを考えている人には自然と人が集まります。

「好き」という気持ちは、人を動かす大きな力になります。

だから横浜ベイスターズは、今も成長し続けているのだと思いました。

初めて感じた、横浜スタジアムの一体感

7月10日。

ベイスターズ対ジャイアンツ戦を観戦しました。

初回、いきなり満塁ホームランを浴びて4点ビハインド。

「今日は厳しいかな。」

そう思った直後、ベイスターズがすぐに反撃を始めます。

最後まで点の取り合いとなり、気が付けば夢中になっていました。

試合そのものも面白かったのですが、それ以上に驚いたことがあります。

関内駅を降りた瞬間から、ベイスターズ一色だったことです。

駅から球場まで自然と人が流れ、歩いているだけで気持ちが高まっていく。

新しくできたBASEGATEには撮影スポットがあり、その先には「BAYSTORE Flagship YOKOHAMA」。

BASEGATE前のベイスターズ撮影スポットで写真を撮るファン

試合開始前から、すでに観戦体験が始まっていました。

仕事柄、

「導線づくり」

という視点でも、とても勉強になりました。

野球を見せるのではなく、体験を売っている

私が一番驚いたのは、

野球を見せるだけではなく、球場全体で楽しませていることでした。

DJが試合を盛り上げる。

声援を測るファン参加型のイベント。

ダンス対決。

横浜スタジアムの大ビジョンと試合中の歓声の音量。

ホームランで打ち上がる花火。

勝利の瞬間に球場全体が一つになる演出。

野球に詳しくなくても楽しめる。

「また来たい。」

自然とそう思わせる仕組みがありました。

売り子さんも笑顔で接客してくれました。

屋外球場ならではの開放感があります。

でも、

屋外で飲むビール。

夕暮れの横浜スタジアムでビールを楽しみながら観戦する様子

歓声。

照明。

花火。

横浜スタジアム全体の空気。

それらを含めて、

私はベイスターズが好きになりました。

新しい趣味は、人生を少し豊かにする

50代になると、新しい趣味はなかなか増えません。

でも、

住む場所が変われば、

見る景色も変わります。

街を好きになる。

その街の球団を応援する。

そんな楽しみ方があってもいい。

正直、試合が終わる頃には、

「また来たい。」

そう思っていました。

ベイスターズを応援するというより、

横浜という街の一員になれたような気持ち。

それが一番うれしかったことです。

人生を豊かにするのは、大きな出来事ばかりではありません。

休日に野球を観る。

街を歩く。

知らなかった楽しみを見つける。

そんな小さな積み重ねが、毎日を少し豊かにしてくれるのだと思います。

そして、横浜には、まだ知らない楽しみがたくさんありそうです。

人生は終わらない

50代。

まだ終わらない。

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